先輩インタビュー
カッコイイと感じるもの
きっかけは、ユニットバスルーム「シンラ」です。たまたまTOTOバスクリエイトのホームページで画像を見て、純粋に「カッコイイな」と感じました。自分の企業選びの軸である「毎日使うもの」「見るたびにカッコイイなと思うもの」「楽しいなと感じるもの」に、見事にお風呂がはまった瞬間です。TOTOグループは歴史のある会社ですが、新しいことにも挑戦させてくれそうな社風もあり、「面白そうだ、やってみたい」と感じました。
「製造」における品質
品質管理業務では、製造プロセスの中で不具合につながるものが無いかチェックし、狙った品質通りに製品が製造されていくよう改善を推進します。浴室の機能・デザインが益々高まっていく中、製造の品質も高めていかないと製品として成り立ちません。コストを抑えつつ高い品質で生産するために、開発部門へ提案することもあります。製品リリースの中では重要な業務だと感じています。 業務を進める上で、製品そのものの知識と製造プロセスの知識の両方が不可欠です。積極的に現場に足を運んだり、開発部門に話しを聞きに行ったりして知識を集めるよう努力しています。結果、仕事を任せてもらえる場面が増え、コミュニケーション力向上にもつながりました。
要求品質を実現する
入社2年目の時、新商品開発の中である部材を担当しました。外部の生産パートナー様へ私1人で伺い、仕上がりの要求品質について直接交渉する機会がありました。まだ入社間もない私が相手のベテラン担当者と交渉することはとても苦労しましたが、TOTOとして譲れない品質や想いを真摯にお伝えし、納得していただくことができました。また、企業対企業の交渉になりますので、コストや生産性など生産パートナー様としても譲れないこともあります。頂いたご意見を踏まえ、開発部門と相談の上、品質を保ちつつ設計変更をするなど柔軟に対応することで、乗り越えることができました。責任重大で大変な仕事でしたが、いい経験になったと思います。日々「品質」を強く意識して取り組んでいるので、お客様から「TOTOは品質がいいね」という声を頂戴すると、とても嬉しいです。
強い工場づくり
今後は、製造としての品質の要望を出していくためにも、生産技術や開発などの他の業務にも携わり知識や経験を増やしていきたいです。また、意見を出しやすい環境なので、新しいこと、例えば機械化を進めて省人化や品質向上につながることを、どんどん見つけて提案し、他の企業にも負けない強い工場をつくりたいです。
掘り下げることが視野の広がりに繋がる
今、大学院での専攻とは全く違うことをしています。大学院の2年間と比較すると、社会人として仕事をしていく何十年で学ぶことの方が、広いし深い。学生時代にこれを学んだからこんな仕事をしたい、と決めつけることは勿体ないと思います。もちろん、学生時代の学びを延長してもっと深めていくことも、素敵なことだとは思います。私の場合「なぜその会社を志望しているのか」「その会社で何をしたいのか」「なぜそれをやりたいのか」「どうしてやりたいと考えるようになったのか」を掘り下げていったら、視野が広がった気がします。